SES管理システムおすすめ11選【2026年版】タイプ別の選び方から機能比較・無料ツールまで解説
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SES管理システムおすすめ11選【2026年版】タイプ別の選び方から機能比較・無料ツールまで解説

公開日:2026/02/20最終更新日:2026/02/20
【この記事の結論】
  • SES管理システムは契約や請求、勤怠情報を一元管理し、業務効率化と正確性向上を実現します。
  • インボイス制度や電子帳簿保存法に対応し、複雑なSES契約の請求書作成を自動化できます。
  • 選定時は請求書発行機能の対応範囲や契約更新支援の充実度、外部システム連携を確認します。
  • 2026年版のおすすめにはFreelanceBaseやi-seiQなどがあり、目的に応じて選定します。
  • 導入により脱エクセルとコスト削減を実現し、エンジニアフォローや顧客開拓に注力できます。


SES事業を運営するうえで、契約書の作成・請求書の発行・エンジニアの稼働管理など、煩雑な業務に追われていませんか。Excelや紙ベースでの管理では、情報の抜け漏れや計算ミスが発生しやすく、業務効率の低下を招く原因となります。


SES管理システムを導入すれば、契約・請求・勤怠といった情報を一元管理でき、書類作成の自動化や更新忘れの防止など、多くの業務課題を解決できます。


本記事では、SES管理システムの基本知識から選び方、2026年版のおすすめシステム比較まで、導入検討に必要な情報をわかりやすく解説します。

目次
  1. 1.SES管理システムとは?
    1. SES管理システムの定義と主な役割
    2. SES契約と準委任契約・派遣契約の違い
  2. 2.SES管理システムを導入するメリット
    1. 取引情報・見積もり・請求の一元管理が可能
    2. エンジニアの稼働状況をリアルタイムで把握
    3. プロジェクト収支の可視化で経営判断を支援
  3. 3.SES管理システムでできること(機能)
    1. 契約管理・請求管理機能
    2. 勤怠管理・要員管理機能
    3. 営業支援・マッチング機能
  4. 4.SES管理システムのタイプと選び方
    1. 契約管理・請求管理に対応するタイプ
    2. 勤怠管理にも対応するタイプ
    3. 営業活動の支援にも対応するタイプ
  5. 5.SES管理システムの比較ポイント
    1. 請求書発行機能の対応範囲
    2. 契約更新支援機能の充実度
    3. 外部システム連携・カスタマイズ性
  6. 6.おすすめSES管理システム比較【2026年版】
    1. 契約・請求管理に強いSES管理システム
      1. ■FreelanceBase(フリーランスベース)
      2. ■i-seiQ(アイセイク)
      3. ■請求ナビ
      4. ■SES支援システム
      5. ■事務SOL
    2. 勤怠管理にも対応するSES管理システム
      1. ■Fairgrit
      2. ■SES WORKS
    3. 営業支援にも対応するSES管理システム
      1. ■SESクラウド
      2. ■Cotom(コトム)
      3. ■SESコンパス
    4. 無料で試せるSES管理ツール
      1. ■Hi-Clerk(ハイクラーク)
      2. ■その他の無料トライアル提供システム多くのSES管理システムでは、無料トライアル期間やデモ環境を提供しています。
  7. 7.まとめ

1.SES管理システムとは?

この章では、SES管理システムの基本的な定義と、SES契約が準委任契約や派遣契約とどう異なるのかを解説します。

SES管理システムの定義と主な役割

SES管理システムとは、SES(システムエンジニアリングサービス)事業における契約情報・請求情報・勤怠情報・営業活動情報などを一元管理するためのシステムです。


SES企業では、エンジニアの派遣先管理、契約書・請求書の作成、稼働時間の集計といった多岐にわたる業務が発生します。これらをExcelやWordで個別管理していると、データの不整合やヒューマンエラーが起きやすくなります。

SES管理システムを導入することで、これらの情報をクラウド上で一括管理し、帳票作成の自動化や契約更新のアラート通知など、業務の効率化と正確性向上を同時に実現できます。


特に近年は、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応が求められるようになり、法令に準拠したシステム運用の重要性が高まっています。

SES契約と準委任契約・派遣契約の違い

SES契約は一般的に「準委任契約」に分類され、成果物の納品ではなく、エンジニアの技術力や労働力の提供を目的とした契約形態です。

 IT業界では混同されやすい契約形態が複数存在するため、以下に整理します。


契約形態の比較

項目

SES契約(準委任契約)

派遣契約

請負契約

指揮命令権

SES企業(受託者)

派遣先企業

注文者にはなし(受注者が自社の労働者に指揮命令)

成果物責任

成果物の完成責任なし

成果物の完成責任なし

成果物の完成責任あり

契約の対象

業務遂行

労働力の提供

成果物の納品

報酬の発生

業務遂行・作業時間に応じて

労働時間に応じて

納品完了時


SES契約と派遣契約の最大の違いは「指揮命令権の所在」です。SES契約では、クライアント先に常駐するエンジニアへの業務指示は原則としてSES企業が行い、クライアント企業が日常的に直接具体的な指示を出すことは認められていません。


この点を誤り、契約書上は準委任契約でありながら、実態としてはクライアント企業がエンジニアに直接指揮命令を行っている状態になると、労働者派遣と同様と評価され「偽装請負」とみなされるおそれがあり、法的な問題が生じます。


SES管理システムは、こうした契約形態の違いを踏まえた書類管理や稼働記録を適切に行うための基盤となります。

2.SES管理システムを導入するメリット

この章では、SES管理システムの導入によって得られる3つの主要なメリットを解説します。

取引情報・見積もり・請求の一元管理が可能

SES管理システムを導入する最大のメリットは、契約・見積・請求といった取引情報をひとつのプラットフォームで一元管理できる点です。


従来、SES企業では契約書はExcel、請求書はWord、顧客情報は別のスプレッドシートといった形で分散管理されているケースが多くありました。この状態ではデータの更新漏れや二重入力によるミスが発生しやすく、月末の請求処理に時間がかかってしまいます。


SES管理システムでは、契約情報を登録することで、そのデータをもとに見積書・注文書・請求書をワンクリックで自動生成できます。契約ステータスや請求金額もリアルタイムで確認できるため、顧客からの問い合わせにも迅速に対応できるでしょう。


情報が一元化されることで、部門間の共有もスムーズになり、社内全体の業務効率が向上します。

エンジニアの稼働状況をリアルタイムで把握

SES管理システムを活用すれば、エンジニアの稼働状況や勤怠データをリアルタイムで確認できます。


SES事業では、エンジニアが複数のクライアント先に常駐しているケースが一般的です。そのため、稼働時間の把握や勤怠データの回収に手間がかかり、月末には残業時間の集計や請求書作成で混乱が生じることも少なくありません。


しかし、システムを導入すれば、エンジニア自身がWeb上から勤怠データを入力・アップロードでき、管理者は回収状況を一覧で確認できます。未提出者への自動リマインド機能を備えたシステムもあるため、勤怠回収の手間を削減できるでしょう。


また、残業時間や有給取得状況を把握することで、フォローが必要なエンジニアを早期に特定し、離職防止にもつなげられます。

プロジェクト収支の可視化で経営判断を支援

SES管理システムは、プロジェクト単位での売上・利益を可視化し、経営判断を支援する機能も備えています。


エンジニアごと、取引先ごと、期間ごとの売上データを自動集計できるため、収益性の高い案件や改善が必要なプロジェクトを明確に把握できます。年度ごとの請求実績を比較する機能を搭載したシステムもあり、経営戦略の立案に役立つでしょう。


また、契約更新のタイミングを一覧で確認できるため、更新漏れによる売上機会の損失を防げます。収支の把握から契約更新の管理まで、安定した事業運営に必要な情報を一元的に確認できる点がメリットです。

3.SES管理システムでできること(機能)

この章では、SES管理システムに搭載されている代表的な機能を3つのカテゴリに分けて解説します。

契約管理・請求管理機能

SES管理システムの中心となるのが、契約管理と請求管理の機能です。

契約管理機能では、契約の締結から更新・終了までのステータスを一元管理できます。契約期間、単価、精算条件(時間幅精算・超過控除など)を登録しておくことで、契約書の自動生成や更新期限のアラート通知が可能になります。


請求管理機能では、登録済みの契約情報と勤怠データをもとに、請求書を自動作成できます。SES特有の「超過控除」や「途中入退場」といった複雑な精算条件にも対応したシステムが増えており、手計算によるミスを防げるでしょう。


請求書のPDF出力やメール一括送信、入金状況の管理まで行えるシステムもあり、経理業務の負担を軽減できます。

勤怠管理・要員管理機能

勤怠管理機能は、エンジニアの稼働時間を正確に記録し、請求処理につなげるために欠かせません。

エンジ

ニアが客先で勤務している場合、勤怠データの回収は煩雑になりがちです。しかし、SES管理システムでは、エンジニア専用のポータル画面から勤怠を入力・報告できる仕組みがあります。回収状況を一覧で確認でき、未提出者には自動でリマインドメールを送信する機能も搭載されています。


要員管理機能では、エンジニアのスキルセット・経歴・保有資格・現在のアサイン状況などを一元管理できます。空き要員の検索や、案件とのマッチングを効率化する機能を持つシステムもあり、営業活動のスピードアップにつながるでしょう。


また、契約と要員を紐づけて管理することで、単価推移や稼働履歴の把握も楽になります。

営業支援・マッチング機能

営業支援機能は、SES企業の営業活動を効率化し、成約率向上を支援する機能です。


顧客情報や商談履歴を管理するCRM機能を備えたシステムでは、過去の提案内容や契約条件を参照しながら営業活動を進められます。見積書の作成から契約書の締結までをシステム上で完結できるため、書類作成の手間も削減できるでしょう。


マッチング機能を搭載したシステムでは、案件の条件(スキル要件・単価・勤務地など)と要員情報を突き合わせて、最適なエンジニアを提案します。他社が公開している案件・要員情報を検索できるプラットフォーム型のシステムもあるため、新規取引先の開拓にも活用できます。

4.SES管理システムのタイプと選び方

この章では、SES管理システムを3つのタイプに分類し、自社に適したシステムの選び方を解説します。

契約管理・請求管理に対応するタイプ

契約管理・請求管理を中心としたタイプは、バックオフィス業務の効率化を最優先したい企業に適しています。


このタイプのシステムは、契約書・見積書・請求書の作成・管理を自動化することに特化しています。SES特有の精算条件(時間幅精算・超過控除・途中入退場など)に対応しており、複雑な計算を正確に処理できます。

契約情報を登録すれば、ワンクリックで各種帳票を出力できるため、月末の事務作業を大幅に削減できます。

経理担当者や管理部門の負担軽減を目的とする場合、まずはこのタイプのシステムから導入を検討するとよいでしょう。

勤怠管理にも対応するタイプ

勤怠管理機能を備えたタイプは、管理対象のエンジニア数が多い企業に最適です。


エンジニアが客先常駐で勤務している場合、勤怠データの回収は手間がかかる作業です。このタイプのシステムでは、エンジニアがWeb上から勤怠を入力し、管理者は回収状況を一覧で確認できます。

自動リマインド機能により、未提出者への催促も効率化されます。さらに、残業時間や有給取得状況を可視化し、フォローが必要なエンジニアを自動で抽出する機能を持つシステムもあります。エンジニアの健康管理や離職防止に力を入れたい企業には、このタイプが適しています。

営業活動の支援にも対応するタイプ

営業支援機能を備えたタイプは、事業拡大フェーズにあるSES企業に向いています。


顧客情報・案件情報・商談履歴を一元管理し、営業活動の進捗を可視化できます。成績管理や目標管理の機能を搭載したシステムでは、営業担当者ごとのパフォーマンスを把握し、改善点を特定できます。


また、案件と要員をマッチングする機能や、他社が公開している案件・要員情報を検索できるプラットフォーム機能を持つシステムもあります。エンジニアの稼働率向上や新規取引先の開拓を目指す企業には、このタイプが効果的です。

5.SES管理システムの比較ポイント

この章では、SES管理システムを選定する際に確認すべき3つの重要な比較ポイントを解説します。

請求書発行機能の対応範囲

請求書発行機能の対応範囲は、SES管理システム選定において最も重要な比較ポイントのひとつです。


SES契約では、時間幅精算(140〜180時間精算など)や超過控除、途中入退場といった複雑な精算条件が存在します。これらの条件を正確に反映した請求書を自動生成できるかどうかが、システムの実用性を大きく左右します。


また、交通費などの経費精算を上乗せする機能や、請求書のPDF出力・メール一括送信機能、入金状況の管理機能なども確認しましょう。自社の請求フローに合った機能を備えているかを事前に検証することが重要です。

契約更新支援機能の充実度

契約更新支援機能の充実度は、売上機会の損失を防ぐために欠かせないポイントです。


SES事業では、契約の更新タイミングを逃すと売上が途切れるリスクがあります。契約終了予定の案件を一覧で表示し、更新期限が近づくとアラートを通知する機能があれば、更新漏れを防止できます。


システム上から延長確認の連絡を一括送信できる機能や、更新交渉の進捗を管理できる機能を持つシステムもあります。契約件数が多い企業ほど、この機能の重要性は高まります。

外部システム連携・カスタマイズ性

外部システムとの連携やカスタマイズ性は、既存の業務フローとの整合性を保つために確認すべきポイントです。


会計ソフトや給与計算ソフト、既存のCRMシステムなどとデータ連携できるかどうかを確認しましょう。API連携やCSV出力機能を備えたシステムであれば、他システムとのデータ連携がスムーズに行えます。


また、帳票フォーマットのカスタマイズや、自社の業務フローに合わせた画面設計が可能かどうかも重要な判断基準です。導入後に「自社の運用に合わない」という事態を避けるため、無料トライアルやデモ環境での検証をおすすめします。

6.おすすめSES管理システム比較【2026年版】

この章では、2026年時点でおすすめのSES管理システムを、タイプ別に紹介します。

契約・請求管理に強いSES管理システム

契約・請求管理に特化したSES管理システムは、バックオフィス業務の効率化を優先したい企業に最適です。ここでは代表的な3つのシステムを紹介します。

■FreelanceBase(フリーランスベース)

(出典:https://freelancebase.jp/


FreelanceBaseは、INSTANTROOM株式会社が提供するフリーランスエージェント・SES企業向けのCRM型業務システムです。


集客から商談管理、契約、請求、支払いまでの業務を一つのプラットフォームで一元管理できます。SES業務システムとしての最大の強みは、事業運営に必要な機能がすべて統合されている点です。


案件サイトの構築、人材データベースの管理、請求処理といった業務を個別のツールで行う必要がなくなり、開発コストを抑えながらSES事業を迅速に立ち上げられます。こうした利便性から、すでに100社以上の企業が導入しており、1人あたり100人月稼働という高い生産性を実現した実績もあります。


法令対応も充実しており、下請法・フリーランス保護新法・インボイス制度・電子帳簿保存法に準拠した契約書類や請求書を発行できます。また、時間幅精算契約や合算請求、途中入退場といったSES特有の複雑な契約形態にも柔軟に対応可能です。


さらに、ノーコードでSEO対策済みの自社案件サイトを構築でき、フリーランスボード など主要な集客媒体との連携も可能です。初期設定から運用まで無料サポートが受けられるため、導入のハードルが低い点も魅力といえます。

項目

内容

機能

・人材・企業・案件・商談の一元管理

・契約書作成(表計算ソフトの1/3の時間)

・稼働管理・作業報告書の自動回収

・請求・支払管理

・延長確認の自動抽出・ワンクリック対応

・ノーコード案件サイト構築

・応募・集客管理

・アグリゲーションサイト等との連携

料金

要問い合わせ

(無料導入支援・コンサルティングあり)

■i-seiQ(アイセイク)

(出典:https://www.iseiq.com/)


i-seiQは、株式会社アイエンターが提供するSES契約に特化したクラウドシステムです。時間幅精算や途中入場に伴う特殊精算など、SES契約で発生しやすい複雑な計算処理に対応しています。


サービス開始から10年以上の実績を持ち、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応も完了済みです。電子取引ソフトの法的要件に関するJIIMA認証を取得しており、法令対応の面でも安心して導入できます。

項目

内容

機能

・SES契約特化の注文書・請求書発行

・超過控除の自動計算

・年間売上の自動集計・経営分析

・帳票カスタマイズ・取引先とのファイル送受信

・契約終了予定のワンクリック一覧表示

料金

月額11,000円(税込)〜

請求データ20件(初期費用別途)

■請求ナビ

(出典:https://www.seikyu-navi.com/)


請求ナビは、株式会社サクヤが提供するSES向けの請求管理システムです。請求書・契約書の作成から営業支援、顧客管理、データ分析、入出金管理まで、SES事業に必要な機能を幅広くカバーしています。


超過控除金額の自動計算機能を搭載しているため、複雑な精算条件が発生する場合でも正確に処理できます。

項目

内容

機能

・請求書・見積書・注文書のワンクリック作成

・超過控除金額の自動計算

・売上・買掛金・売掛金のリアルタイム確認

・営業支援(SFA)・顧客管理(CRM)機能

・入出金管理

料金

初期費用0円、月額200円

請求データ1件(税抜、15件までは月額3,000円固定)

■SES支援システム

(出典:https://ses-assist.com/)


SES支援システムは、株式会社イルミナが提供するSES企業向けのクラウド型業務システムです。要員・案件・取引先・契約書・請求書を一画面で管理でき、条件面の自動計算や各種書類のPDF出力にも対応しています。


契約締結から請求処理までの手作業を大幅に削減できるでしょう。上位・下位契約ごとの管理や契約終了前の自動リマインド、稼働状況・営業実績のグラフ分析機能も備えており、契約管理と経営判断を同時に効率化したい企業に適しています。

項目

内容

機能

・要員・案件・取引先・契約書・教育資料の一元管理

・契約条件面の自動計算・文面自動生成

・上位契約・下位契約を含む契約管理

・見積書・注文書・請求書のPDF出力

 ・契約終了1か月前の自動リマインド通知

・メール一斉配信・予約配信(案件・要員情報をワンクリック配信)

・売上・稼働状況・営業実績の分析機能

料金

トライアル:月額0円(1か月無料)

ベーシック:月額25,000円(税抜)

ビジネス:月額45,000円(税抜)

■事務SOL

(出典:https://www.jimusol.net/)

事務SOLは、VIPソフトウェア株式会社が提供する中小企業向けのクラウド型ERPで、SES業務システムとしても活用できます。取引先・スタッフ・案件などの情報をもとに請求・支払データを自動作成でき、複数技術者分の明細をまとめた請求書も効率的に発行可能です。


請求・支払管理、入金・出金管理、源泉徴収の自動計算に加え、資金繰りシミュレーションや売上・粗利分析にも対応。契約・請求業務と経理・経営管理を一体で改善したい企業に向いています。

項目

内容

機能

・見積書・契約書・請求書など各種帳票のワンクリック出力

・案件・締日情報を引き継いだ請求・支払データの自動作成

・複数明細をまとめた請求・支払データ作成(技術者ごとの精算に対応)

・請求・支払管理、売掛・買掛管理、入金・出金管理

・個人事業主への源泉徴収額計算と支払額自動再計算

・取引先・スタッフ・案件・締日管理と連動した営業・経理一体管理

・資金繰りシミュレーション・売上/利益分析・CSV出力

料金

無料契約:月額0円(1ユーザー)

基本契約:月額9,800円(税抜)/3ユーザー付き

(年間契約は月1か月分相当割引)

勤怠管理にも対応するSES管理システム

勤怠管理機能を備えたSES管理システムは、エンジニアの稼働状況を正確に把握し、請求処理と連動させたい企業に適しています。

■Fairgrit

(出典:https://www.agent-grow.com/fairgrit/)


Fairgritは、株式会社エージェントグローが提供するSES業界完全特化型の業務効率化SaaSです。勤怠管理、契約管理、請求書発行に加え、エンジニアのメンタル管理機能も搭載しています。

残業時間や有給取得状況、週報で収集したメンタル状態からフォローが必要なエンジニアを自動抽出する機能が特徴です。

項目

内容

機能

・勤怠入力・回収の効率化(週報・月次勤怠表の一元管理)

・請求書の自動作成・送付(勤怠情報と案件情報から自動計算)

・契約更新間近のエンジニア自動リスト化

・メンタル管理(残業・有給・メンタル状態から要フォロー対象者を自動抽出)

・従業員別/取引先別/支社・事業所別の売上自動一覧化

・各種申請の決裁機能

料金

初期費用0円、月額55,000円(税込)〜

■SES WORKS

(出典:https://lp.ses.works/)


SES WORKSは、株式会社メイプルシステムズが開発したSES管理ツールです。自社でSES事業を運営する同社のノウハウをもとに、勤怠回収の自動化と請求処理の効率化に強みを持っています。


エンジニア管理、勤怠回収、延長確認、請求処理、契約管理、営業ツールなど、SESのバックオフィス業務を一通りカバーしています。

項目

内容

機能

・勤怠回収の自動リマインド・回収状況の可視化

・勤怠データと経費入力にもとづく請求書の自動作成・一括送付

・立替経費(交通費等)・雑費の申告管理

・契約更新確認連絡の一括送付・進捗管理

・案件進捗管理・エンジニア情報の一元管理

料金

初期費用0円、月額26,400円(税込)〜

(契約件数30件まで・1件あたり880円、150件以上は応相談)

営業支援にも対応するSES管理システム

営業支援機能を備えたSES管理システムは、営業活動の効率化やエンジニアの稼働率向上を目指す企業に適しています。

■SESクラウド

(出典:https://ses-cloud.jp/promo/)


SESクラウドは、株式会社グッドワークスが提供するSES事業者向けCRMツールです。要員・案件管理から各種帳票作成、契約管理、マッチング機能まで幅広い機能を搭載しています。

また、300社以上の企業と多くのフリーランスが利用するマッチングプラットフォームを提供しており、他社が公開している案件・要員情報も含めて検索できます。

項目

内容

機能

・要員・案件管理(経歴書・案件情報のクラウド管理)

・見積書・注文書・請求書の一元管理・PDF出力

・契約情報の一元管理

・マッチング検索(自社情報に加え他社公開情報も検索可能)

・取引先企業・担当者情報の管理

・SESデータのメール送信機能

・名刺整理機能・データインポート機能

・PC・タブレット・スマホからの利用に対応

料金

初期費用50,000円(税抜)

月額10,000〜30,000円(税抜、プランにより異なる)

■Cotom(コトム)

(出典:https://lp.cotom.cloud/)


Cotomは、株式会社LiNewが提供するSES業務一元管理サービスです。


営業活動から売上管理まで対応しており、成績管理・進捗確認・目標管理といった営業支援機能が充実しています。スマホ操作に最適化されているため、外出先からも情報確認・更新が可能です。

項目

内容

機能

・人材・案件・取引先情報の一括管理

・営業成績管理・進捗確認・目標管理

・日次・月次の営業成績グラフ表示

・案件とエンジニアのマッチング機能

・請求業務・売上管理機能

・スマホ最適化デザイン(外出先からの閲覧・更新に対応)

料金

初期費用0円、月額5,980円(税込)、全機能利用可能な無料トライアルあり

■SESコンパス

(出典:https://ses-compass.com/)


SESコンパスは、株式会社トラントが提供するSES事業特化の契約管理・営業管理システムです。営業未経験者でも自立して営業活動が行える「営業アクションガイド」機能が特徴で、KPI設定や営業進捗の可視化に強みを持っています。

項目

内容

機能

・受発注管理(日割計算などSES特有のオプションに対応)

・契約管理(契約情報一元管理・契約書送信)

・見積書・注文書・請求書管理(自動発行・メール送信・履歴管理)

・顧客および社員・エンジニア管理(カスタマイズ可能なアクセス制限)

・KPI管理(カレンダーやグラフでリアルタイム進捗確認)

・営業アクションガイド・営業進捗管理

・予定実績表・要員稼働表・営業行動管理

料金

月額6,000円〜(受発注機能のみ、税抜)

月額9,000円〜(受発注+営業支援機能、税抜)

初期費用100,000円〜(税抜)

無料で試せるSES管理ツール

導入前に操作性や機能を確認したい場合は、無料トライアルや無料プランを提供しているシステムを活用すると効率的です。

■Hi-Clerk(ハイクラーク)

(出典:https://www.hi-clerk.info/)


Hi-Clerkは、APクラスタ株式会社が提供するSES事業向け契約・売上・請求管理システムです。月額基本料金0円で月10件までの請求書を作成できる無料プランを提供しており、小規模から始めたい企業に適しています。

項目

内容

機能

・契約管理・売上管理・請求管理の標準搭載

・ボタンひとつで請求書発行

・契約・売上・請求データの一元管理と自動入力(チェック作業削減)

・請求件数に応じた料金プラン(スケール対応)

料金

無料プラン:月額基本料0円で月10件まで請求書作成が無料

スタンダードプラン:月額29,800円(税抜)

■その他の無料トライアル提供システム
多くのSES管理システムでは、無料トライアル期間やデモ環境を提供しています。

SESコンパスやi-seiQなど、事前に操作感を確認できるシステムも多いため、複数のシステムを比較検討することをおすすめします。

システム名

無料プラン/トライアル内容

FreelanceBase

オンラインデモあり

(問い合わせ後に専任担当者が画面を共有して案内)

Hi-Clerk

月額基本料0円で月10件まで請求書作成が可能な無料プラン

SESコンパス

無料トライアルおよびデモ利用が可能

i-seiQ

実際の画面で機能を試せる無料トライアルを提供

Fairgrit

1ヶ月単位で導入可能(解約金なし)

SES WORKS

デモ画面あり、無料トライアルの有無は要問い合わせ


導入前にはできる限り実際の操作を試し、自社の業務フローに適合するかを確認することが重要です。

7.まとめ

SES管理システムは、単なる事務作業の効率化ツールではなく、正確な利益管理と営業力強化を実現し、企業の成長を加速させるための重要な基盤です。本記事で解説した通り、自社の課題にマッチしたシステムを導入することで、脱エクセルによる業務変革とコスト削減は十分に実現可能です。


システム導入を成功させるには、まず現場が抱える「一番の悩み」を明確にすることから始めましょう。請求ミスの防止を最優先するのか、要員提案のスピードを上げたいのか、優先順位を決めた上で、気になったツールの無料デモやトライアルで実際の操作感を試してみることをおすすめします。


競争が激化するSES業界において、バックオフィス業務の自動化は、本来注力すべきエンジニアフォローや顧客開拓の時間を生み出す鍵となります。煩雑な管理業務から解放され、より高付加価値な業務に集中できる体制を築き、さらなる事業拡大を目指していきましょう。 


本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

SES管理システムおすすめ11選【2026年版】タイプ別の選び方から機能比較・無料ツールまで解説に関するよくある質問

SES管理システムは、契約・請求・勤怠・営業情報などを一元管理するツールです。導入によりExcel管理でのミスを防止でき、書類作成の自動化や更新忘れの防止を通じて、業務効率と正確性の向上を同時に実現できるメリットがあります。
最大の違いは**「指揮命令権の所在」**です。SES契約は準委任契約であり、指示は原則としてSES企業が行います。クライアントが直接指示を出すと「偽装請負」とみなされる法的リスクがあるため、システムによる適切な契約管理が重要です。
多くのシステムは、時間幅精算や超過控除といった複雑な精算条件に対応しています。登録済みの契約情報と勤怠データをもとに請求額を自動計算するため、手計算によるミスを防ぎ、月末の請求書作成業務にかかる負担を大幅に削減可能です。
エンジニアのスキルセットや現在のアサイン状況を一元管理できます。空き要員の検索や案件とのマッチングを効率化できるほか、契約と紐づけることで、個々のエンジニアの単価推移や稼働履歴を容易に把握し、営業活動に活かすことが可能です。
エンジニアがWeb上で入力した勤怠データをリアルタイムで確認でき、未提出者への自動リマインドも可能です。残業時間などを可視化することで、フォローが必要なエンジニアを早期に特定し、健康管理や離職防止に役立てられる点も魅力です。
顧客情報や商談履歴を管理し、営業活動を可視化できます。マッチング機能では最適な提案を支援するほか、他社の案件情報を検索できるシステムもあり、新規取引先の開拓やエンジニアの稼働率向上に大きく寄与します。
契約終了予定の案件を一覧表示し、更新期限が近づくとアラートで通知する機能を備えています。システム上から延長確認を一括送信できるものもあり、交渉の進捗を管理することで、更新漏れによる売上機会の損失を確実に防止することが可能です。
近年のシステムは、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応しています。例えば「i-seiQ」のように法的要件のJIIMA認証を取得している製品もあり、法令に準拠した書類発行やデータ保存、契約管理をシステム上で行えるため安心です。
API連携やCSV出力機能を備えたシステムであれば、会計ソフトや既存のCRMとのスムーズなデータ連携が可能です。既存の業務フローとの整合性を保つため、導入前に外部連携の可否やカスタマイズ性を十分に確認することが推奨されます。
多くのシステムで無料トライアルやデモ環境が提供されています。例えば「Hi-Clerk」には無料プランがあり、「SESコンパス」もデモ利用が可能です。実際の画面で自社の業務フローに適合するかを事前に検証することが重要です。

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この記事の監修者

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